老健実習終了☆

 今日で老健の実習が終わりました。自宅からは少し遠く
久しぶりに6時起きしてました。3日間だけですけど(^_^;)
それでもかなり眠かった…。しかも、駐車場が狭いとかで
『学生さんたちはなるべく乗り合って来て下さい』…って。。。
それで早く出る羽目になったのです。
まぁ、なかなか楽しかったから良しとしますか。


 今日は反省会もあって、色々自分が学んだ事などを発表しなくては
いけなかったんですが…、なんとか発表できました。


 老健は病院と在宅の中間施設。病院での治療が落ち着き状態の安定した方が
入所されます。入所されている方はほぼ離床が図られ、臥床されている方は
あまりいませんでした。しかし、車椅子利用されている方がほとんどで、
ADLが思ったよりも悪い方が多かったです。OTの方の話によると
脳血管疾患などで右脳に障害を受け、左半身麻痺になる方によく見られるのが
機能的には回復して歩行可能な状態になったとしても、障害を受けた部位により
空間を認知する能力が低下し、歩行に不安を感じる。それにより車椅子から脱却
出来ない、と言う事でした。また老年期の方は成人に比べリハビリでの回復にも
多くの時間を必要とします。その間に別の疾患を患いリハビリに多くの時間が
かかるということでした。それにより思うようにリハビリが進まず、少しずつ
ADLの低下をきたす→介護が必要となる→家庭での介護は困難→在宅復帰困難
という事でした。
 確かに状態の不安定な方も数名いらっしゃいました。…、国の在宅復帰の目安は
かなり高いところを目指しているようですが、難しいと言う事が良くわかりました。


 こちらの老健の4月の在宅復帰率は100床あるうちのたった
*11例だけだったそうです。
現在の日本の問題を目の当たりにしたような気がしました。

 

*1:リハビリや在宅復帰に力を入れていないという理由ではなく、他の施設では在宅復帰を無理に行い復帰率を上げ説明している施設もあるという。